小さなお子様のお怪我でお困りですか?
- 擦り傷や切り傷の診療も致します。
- 打撲、打ち身は経過を観察しましょう。
- 迷った時はまず電話で確認してみましょう。
擦過傷も整形外科で初期対応できます。
小さなお子様は、外遊びの中で転んだりすることがよくあります。
皆さまの小さな頃も、肘や膝にはいつもカサブタがあったのではないでしょうか。
そんな日常的な擦り傷や切り傷も、気になるようであれば整形外科で診療することができます。
もちろん、軽い擦りむき傷であれば、必ずしも通院する必要もありません。
水でよく洗い流し雑菌などを落としてから圧迫止血して様子をみましょう。
擦り傷を作ると、そこから液体が滲み出てきます。これは、身体が傷を治そうとしているためで、その滲出液で保湿しつつ傷を覆うと良いでしょう。
ただし、傷口から感染する可能性もありますので、最初のうちは、傷パッド等はこまめに張り替えるようにしましょう。
一方、傷が深く出血が止まらなかったり、傷が開いている場合は通院して医師の処置を受けると安心です。
今の子育て世代の親御さんは、幼少期にまだ外遊びで擦りむき傷を多く作っていらっしゃった年代ではないでしょうか。
大切なことは、親御さんの感覚で「これは手に負えるかどうか」を見極めることです。
難しいと思えば、後で後悔しないためにも迷わず受診なさるのが安心です。
打撲、打ち身も要注意
お子さんが打撲や打ち身をなさってとっさに「大丈夫?」と聞くと「大丈夫」という答えが返ってくること、多くありませんか?
子どもは親に迷惑をかけたくないですし、その痛みを放置しておくとどういうことになるかもまだ分かりません。
痛いと言ってお医者さんに行くのも嫌だし…と痛みの程度を正確に伝えないことも十分考えられます。
実際、捻挫・打撲・骨折の区別は見た目には分かりにくいもので、親御さんも判断に迷われることがあるでしょう。
腫れが引かない時や、受傷部位を動かしづらそうにしている時は受診のサインです。
「大丈夫?」と言った言葉がけでなく「いつもと比べて動かしにくいんじゃないか?」「最初よりもっと痛くなってるんじゃないか?」など、お子様の痛みの程度がより分かるような言葉がけを工夫するのも良いでしょう。
迷った時はまず電話で確認してみましょう
お子さんの診療科として最初に思いつくのは「小児科」でしょうか。
しかし、外傷については整形外科が専門領域ですし、親御さんとしてはどこに受診すればいいのか迷われる場合もあるでしょう。
その場合、診療時間内にお電話頂きましたら職員が確認して対応させて頂きます。
お電話でのお問い合わせについて医師が直接対応することはありません。事務職員がお電話をお受けした後、ご返答させて頂く流れとなり、院内の混み具合によっては折り返しでのご連絡になる可能性もございます。
診療とは関係ありませんが、当院にも子どもさんを持っているスタッフが在籍しています。子ども向けの共済に加入していれば、通院1日でも保障が受けられる商品もあるそうなので、お子さんがいらっしゃればそういった商品を検討してみてもいいかもしれませんね。
医療機関にはかからずに済むのが一番ですが、お子さんの状態を注意深く観察し、ご不安を感じられるようであれば、迷わず受診するのが安心です。
ご参考になさってください。